1999年6月19日(土)
「フランス行かない?」 博物館業界の先輩から誘われて、うーん、どうしよう
かなーと忙しく毎日を送っているうちに、本当に行くことになってしまった。人づてに聞いたルートで半信半疑に
フランスまでファックスしてたりした航空券が本当に手に入ってしまったからだ。こうなれば仕方ない、ええいと荷物をまとめて
朝イチで福岡から関空へ飛び、飛行機を乗り継いでパリへ。先輩は成田発なので、今日シャルル・
ド・ゴール空港で落ち合う予定だ。とはいえ、二人ともパリの空港のことなど
全く知らないから
大したもの。「大丈夫、任せておけ。俺の方が先に着くから出口で待ってるさ」という
頼もしい先輩を信じて空港に降り立てば、誰もいないではないか(涙)
しかし十数分後、
奇跡的に二人とも元気な姿で何故か落ち合うことができ、共に再会を喜ぶ。そして殆ど英語が通じない
バス運ちゃんやら地下鉄窓口の姐さんやらと格闘しながら、自動改札機を通るたびに
ええい!南無三と念じて切符を通し、数十分後、奇跡的に二人とも
元気な姿で街まで辿り着くことができた。
フランスは奇跡の国だ。噂通り、本当にフランスの人たちは英語に弱いことを知り冷汗が出るが、
同時に困っている人にはとても親切だということも知りホッとする。それも
片言のフランス語で話し掛けるととても熱心に聞いてくれる。まさに羽部学芸員の云う通りで
ある。フランスまで飛行機で約11時間ちょい。昼前に出て、あちらに夕方着いたから、5〜6時間を
11時間かけて飛んだということになる。こうなると、時間なんてもんも絶対的だと思ってたけど、
そうじゃないんだなあと実感。とりあえず近隣を散策して今日は寝る。何しろ寝ると
機内食を喰いそびれると(情けない)ずっと起きていたからとにかく眠い。よせばいいのに
映画も2本ともしっかり見てしまった。眼がしばしばする。それにしても
夜10時過ぎまでまるで夕方の明るさなのにびっくりした(数日後出会ったノルウェー人たちは「普通だ」と
云っていたけれど)。カフェでビールを飲み、古本屋など夜店の並ぶ中で踊るフラメンコなど
楽しんだあと、喧燥を抜け出しホテルで就寝。にぎやかな声は深夜まで続いていたが、これは
週末だからというわけではなく、毎日そうなのだということをこれから
知ることになる。すごい国だ。いや、ひょっとして日本が変なのか?